ブラジリアン柔術道場の「ガチスパーおじさん」の生態について

どこの道場にも、誰かれかまわずガチスパーを挑んで周囲から「あの人いつもガチだから」と影で敬遠されているおじさんが1人や2人は在籍していると思います。

今回は、そんな柔術「ガチスパーおじさん」たちの生態についてまとめてみました。

誰でも容赦なしタイプ

人物像の傾向

「とにかく強くなりたい」と自分の練習に集中しているタイプか、限られた時間で「高強度の練習をしたい」タイプがいるように思います。

対策

とにかく強くなりたいタイプ

とにかく強くなりたい人は大抵の場合、自分のゴールや課題しか見えていないので、あまりサポーティブな姿勢は期待できません。自分が強くなるために必死です。

そういう人は「空気を読む」「相手に気を使う」という気が全くないので、客観的に見て感じたことを伝えた上で「こんな練習してみません?」と限定スパーなどを提案してみましょう。うまく交渉できれば良い練習相手になります。

高強度の練習をしたいタイプ

仕事などの都合で練習時間の確保が難しく、やっと確保できた練習機会を有意義に使いたいと考えています。このタイプも、お互いにプラスになるような提案ができると良い練習相手となる場合があります。

フィジカル依存タイプ

人物像の傾向

テクニックが未熟であることをパワーや勢いで補おうとします。相手の力量や状況に応じた加減ができず、やられる前に相手をねじ伏せようと必死。たいていの白帯はこの状態からスタートします。

対策

「全力の相手に対処する練習」「パワーを技術でいなす練習」などの目的に切り替えると良いと思います。あまりにも体格差があったり、桁違いのパワーがあって手に負えないなら、スパーを避けるのも良いと思います。

負けず嫌いタイプ

人物像の傾向

性格が負けず嫌いのため、本人が「ライトスパーをやりたい」と言っていても、すぐにヒートアップしてガチスパーになります。とても勝ち負けにこだわるので新しいテクニックを試してみることは少なく、ワンパターンになりがちです。

対策

「軽くお願いします」と言われても油断しないこと。しかし、だいたい同じようなことばかり仕掛けてくる相手なので、事前に対策を練っておくなどの工夫次第で良い練習相手にもなります。

壊し屋タイプ

人物像の傾向

相手や手段を選ばずに全力で絞めや関節技を仕掛けてくるタイプ。練習相手にも様々な目標や日常生活があるということへの想像力に欠けています。もしくはタップが間に合わないくらい「極め力が強すぎる」などのスキルの持ち主で、加減が苦手だったりします。

対策

この人は危ないかな?と感じるようなら、なるべく近寄らないようにしましょう。ビギナーにとっては最も危険なタイプです。

まとめ

私の所属道場ではいわゆる「ガチスパー」をする人が多めなのですが、慣れているとはいえ「フィジカルの次元が違うレベルの人」や「力のコントロールができないタイプ」との練習は、ケガをしないようにとても気をつけています。このタイプは他の武道経験者に多いですね。

「ガチスパーおじさん」にも様々なタイプがいますが、悪意ある「壊し屋」を除けば、ただ強くなることを目指しているだけだったり、練習に一生懸命なだけで悪気のある人はいない気がします。