ずっと子供と仲の良い柔術家の父親が続けた5つの方針

もしかして「うち子育ては正解だったのかったのかな?」と思える出来事があったので紹介したいと思います。

娘の公立高校の後期試験の前日の朝に、とつぜん娘から手紙をもらいました。手紙には「この家族に生まれてきて良かった」ということ、「ずっと応援してくれた家族のためにも、公立高校に絶対に合格したい」ということが書いてありました。

手紙の裏側には、私の似顔絵と一緒に私が大切にしているものと思われるイメージが描いてあり、右上に大きく柔術」と「ベビーチーズがありました。家族から見ても、これが今の私を最も象徴するもののようです。宝物にしようと思いました。


娘からもらった手紙の裏側に描いてあったイラスト

うちの家族は、私が柔術をやっていることをすごく応援してくれていて、練習に行くのも試合に行くのも反対されたことはありません。

そんなわが家の子育てで「これが良かったのかな?」と思いあたる5つの方針を紹介させていただきます。マスター世代の柔術家は、ほとんどが子育て世帯だと思うので参考にしていただけると幸いです。

子供は人生の後輩

小さい頃はよく一緒にボルダリングをしてました。

まず「家族」とはサークル活動のようなものだと考えています。そのサークルの部長が妻で、副部長は私。子供は新入部員という感じ。常に人生の先輩として子供と接しているので、世間一般の「親と子供」という関係性ではなくて、割と対等でフラットな「仲の良い先輩・後輩」のような関係です。人生の先輩として社会のルールは教えるけど、考え方を押し付けることはなるべくしない。1人の人間として尊重し、対話を重視します。

もし子供が自分では解決が難しい問題に直面している時は、美味しいご飯を食べながら一緒に解決方法を考えて、意見を求められれば「こうすると良いのでは?」というアドバイスはするけど強制はしない。その積み重ねから自己解決する能力が伸びて、ストレスに強い子供に育ったように思います。

子供の強みを伸ばす

大人ばかりのライブハウスの観客の前で堂々と歌うほどに成長。

子供の興味や特性を観察して、これが長けているのでは?と思うものを見つけたら、とにかくそこを褒めて伸ばしました。そうすることで、逆境でも「私には〇〇がある」という気持ちで乗り越えられる子供に育ちました。

うちの子は「歌を習いたい」という気持ちがとても強かったので5歳からボーカル教室に通っています。本人は努力と思っていないようですが、練習量もすごくて、のちに「私には歌がある」という絶対的な武器へと成長しました。

また、小学校高学年から私と遊びで始めたバドミントンは、自宅の前で朝から晩までやっても飽きないくらい熱中して電球のついたシャトルを使って夜まで練習するようになり、中学ではバドミントン部に入部。1年生からレギュラーとして試合で活躍し、現在は「私には歌もバドミントンもある」と言うようになりました。

応援する

楽屋からステージへと向かう大きな重い扉を、二人で勇気を出して開けたのは懐かしい思い出です。

これは私独自の応援スタイルなのかもしれないのですが、「もし優秀なコーチやライバルが近くいないなら、その役割は自分がやる」というものがありました。

歌に関しては、最初は保育園児だったので一緒にレッスンに通うことから始めて、互いに切磋琢磨しながら10年になります。せっかく練習してきたことなので、二人でライブハウスの観客の前で歌ったこともあります。

また、バドミントンに関しては初期は私が練習パートナー兼コーチとなって色々と試行錯誤をしました。その後、中学の部活では1年生は夏まで素振りしかさせてもらえないという慣習があったので、新人戦での勝利に向けて近所の空き地や家の前、たまに体育館のコートを借りてよく二人で練習をしました。それから、大きな大会がある日はほとんど観戦に行って試合の動画撮影をしていました。

妻いわく、子供の中学受験のために一緒になって受験勉強をした下克上受験のお父さんとよく似ているそうです。

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センスを批判しない

お気に入りだった古着のファー付きコート

もともと服飾業界にいたので様々なスタイルのファッションに理解があり、娘がどんな志向になったとしても「そういうのもいいね」と肯定できて、なおかつコーディネートのアドバイスまでできたことは良かったようです。ファッションに関しては、ものすごく頼りにされています。

自分の人生に集中する

大人が好きなことに夢中になって取り組む姿を見て、何かを感じてもらえれば。

私はただ一生懸命やっているだけなのですが、学校でいじめっ子に遭遇しても「いざとなったら、私のお父さんは柔術のチャンピオンだから大丈夫」と思えるから安心なんだと教えてもらい、嬉しく思っています。

以下はオリンピック銅メダリストの為末大選手の言葉なのですが、とても共感できるので必見です。

私なりの結論は子供が才能を持っていると思った時点で一番いい親の態度は、自分の人生に集中することだ。目標を持てと言っている親自身に目標がないことを、子供はすぐ察知する。負けるなと言っている親が、ちゃんと勝負しているかを子供はちゃんと観察している。だから一番いいのは細かいことは言わずに、このように生きてほしいという生き方を自分の人生で生きて見せるのが一番いいように思う。

私のパフォーマンス理論 vol3 -親について- 為末大・侍オフィシャルサイトより引用

まとめ

おとなこそ夢を持て。

子供にとって最初の「人としてのお手本」は自分の両親。人格形成のベースとなる存在なので、自分の人生を楽しむ親の背中を見せて「大人ってなんだか楽しそう!」と人生に希望を持ち、子供がやりたいことを見つけたら、その背中を押してあげるサポートさえできれば、子育ては100点満点なんだと思います。

以下は、「子どもは大人の鏡」というタイトルのエッセイです。こちらもぜひお読みください。

子どもは大人の鏡

子どもは、批判されて育つと人を責めることを学ぶ

子どもは、憎しみの中で育つと人と争うことを学ぶ

子どもは、恐怖の中で育つとオドオドした小心者になる

子どもは、憐れみを受けて育つと自分を可哀想だと思うようになる

子どもは、馬鹿にされて育つと自分を表現できなくなる

子どもは、嫉妬の中で育つと人をねたむようになる

子どもは、ひけめを感じながら育つと罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと耐えることを学ぶ

子どもは、正直さと公平さを見て育つと真実と正義を学ぶ

子どもは、励まされて育つと自信を持つようになる

子どもは、ほめられて育つと人に感謝するようになる

子どもは、存在を認められて育つと自分が好きになる

子どもは、努力を認められて育つと目標を持つようになる

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと人に分け与えるようになる

子どもは、静かな落ち着いた中で育つと平和な心を持つようになる

子どもは、安心感を与えられて育つと自分や人を信じるようになる

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと生きることは楽しいことだと知る

子どもは、まわりから受け入れられて育つと世界中が愛であふれていることを知る

あなたの子どもたちはどんな環境で育っていますか?

ドロシー・L・ノルテ - こころのチキンスープより引用

こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語

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作者ジャック キャンフィールド, マーク・ビクター ハンセン

クリエーターJack Canfield, Mark Victor Hansen, 木村 真理, 土屋 繁樹

発行ダイヤモンド社

発売日1995年7月1日

カテゴリー単行本

ページ数256

ISBN447873092X

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