柔術をはじめたばかりの初心者白帯のための助言:ヘザー・モーガン選手

カントチョークを極めてます

柔術をはじめたばかりの初心者白帯のための助言

ブラジリアン柔術 白帯の「道場でのサバイバル事情」について昨年記事にしたのですが、有名道場はどんな感じなのだろうと思って調べていたところ面白い記事があったので、意訳ですが海外記事をざっくりと日本語にしてみました。ニュアンスが分からない部分は自分なりの解釈をしていたり簡略化したりしてますが、参考にしていただけると幸いです。

今回は、アメリカにあるATOSというジムの「Tips for the Brand New BJJ White Belt」という記事(2019年8月)です。筆者のヘザー・モーガン選手は女性の柔術茶帯(執筆当時)でインストラクターを務めていて、FLOGRAPPLINGでの2019年女性茶帯フェザー級で世界ランキング2位の実力者です。

▽ 以下より日本語化した記事となります。

初心者の白帯が柔術に取り組むということは、労苦を要する挑戦です。多くの人にとって、ジムに足を踏み入れてレッスンを受けることは怖いことでしょう。新しいことに挑戦するのは簡単ではありません。しかし継続していれば、柔術は今までで最もやりがいのあるものになりえます。

また、練習しているすべての人が、あなたと同じように白帯からスタートしていることを覚えておくことも重要です。すべての練習仲間はあなたが柔術を継続して欲しいと望んでいて、あなたと共に練習するだけではなく、あなたを助けたいという気持ちもあることを知っておいてください。

習得が遅れていると感じたり、いろいろ覚えられないと感じていても我慢することを忘れないでください。プロセスを楽しみ、旅を楽しむことが大切です。

実際のところ、最初のうちはこれを簡単にするための秘密の公式は存在しません。成功を手に入れるには時間と経験が必要です。ここでは、これらの課題を解決するためのヒントをいくつか紹介したいと思います。

諦めない

黒帯はみんな「諦めなかった白帯」です。ずっと練習して最善の努力をしていれば上達することができます。一夜にして起こることではないですが、着実に改善します。

生き延びる

昨今は初心者でも多くの技術情報を集めることが可能ですが、あまりにも多すぎます。その際には基本を忘れないでください。ATOSには初心者白帯のためのベーシッククラスがあり、しっかり基礎から柔術を始めることができます。基本を学ぶことに集中すれば、他のすべてが後に理解できるようになってきます。

まず自分を守る方法を学び、有利なポジションを確保することが重要です。もし困ったら、その日教えてもらったテクニックに集中してみてください。また、ポジションを把握して何が起こっているのかを理解できるように練習することも大切です。

基本を最初に学ぶ

最初は派手な動きに影響されすぎないようにしてください。フライング・トライアングルチョークを学ぶのは楽しいけど、サイドコントロールのような基本的な位置から逃げようとしているときには役に立ちません。まずは基本に集中してください。そうすれば、派手な動きもずっと楽になります。基本がしっかりしていないと、高度なテクニックを学ぶのはより難しく、イライラすることでしょう。

リラックスする

特に初心者の白帯の場合、スパーリング中にリラックスした状態を保つことが難しいです。スピードを落としてエネルギーを賢く使う方法を学ぶには、時間と経験が必要です。最初は余分な動きで多くのエネルギーを無駄にしますが、経験を積めば効率が上がります。多くの初心者は、自分が持久力不足だと勘違いして有酸素運動に取り組む必要があると考えますが、力だけでなくリラックスしてテクニックを使うことを学ぶ必要があります。

練習を重ねるにつれ、力任せではなくペース配分をコントロールできるようになります。もしあなたが全力で極めても相手がタップしないのであれば、おそらく何かが間違っています。力に頼るのではなく、テクニックを確認してみてください。そうすることで、あなたと練習パートナーも安全にスパーリングをすることができます。

エゴを捨てる

エゴを捨てて、学習中であることを忘れないでください。はじめたばかりの頃は多くのタップを受け入れましょう。すべて学習プロセスの一部です。自分のミスを認識して、そこから学びましょう。自分の間違いを早く覚えて修正すればするほど、上達は速くなります

それから、タップしたときの感情を覚えておいてください。そうすれば、練習仲間がタップしたときに敬意と謙虚さを持つことができます。誰もが学び、楽しむためにここにいます。練習が終わったら「何がうまくいったのか」「何に取り組む必要があるのか」をよく考えましょう。

タップする

極められて脱出できない場合はタップしましょう。プライドが高すぎてタップができないと、ケガして練習できなくなります。脱出方法が分からない場合は、タップしてから適切な脱出方法を教えてもらい、次に極められた場合にどうすべきかを学びましょう。

帯ランクを気にしない

昇帯のためだけに練習しないでください。日々の改善に集中し、一貫性を持って取り組めば必ず上達するでしょう。ランクの問題ではなく、プロセスを楽しみ毎日少しずつ学習することです。自分より経験の浅い相手に負けるのは恐いものです。また、あなたが避けているのは力任せにスパーする人かもしれません。自尊心が上達の妨げにならないよう気をつけましょう。

質問すること

質問することを恐れてはいけません。上位の帯とインストラクターのほとんどは下位の帯をサポートしたい気持ちがあります。質問することで、より早く学習することができます。また、「何に取り組む必要があるのか」や「どのような質問をすべきなのか」を理解できるようになるべくたくさん練習に参加しましょう。ここATOSではレッスンの後しばらくの間、生徒が練習したり質問したりできるようにしています。プライベートレッスンを受けるのも上達の早道です。プライベートレッスンでは特定のニーズ、質問、ゲームに対応した1対1の学習環境を提供いたします。

まとめ

昨年の末頃に国内大手ジムの1つ、トライフォースの早川総代表がTwitterでつぶやいていたのですが、トライフォースには白帯クラスというものを作ったことがないそうです。

白帯クラスというものを、トライフォースの長い歴史の中で作ったことがない。たまに考えたりするし、リクエストもされるのだが。なぜか。白帯が学ぶべきことは、黒帯が学ぶべきことと本質的には変わらないからだ。もし私が白帯クラスを作ったら、きっと黒帯こそが出たい内容になってしまうであろう。

トライフォース総代表 早川光由

白帯が学ぶべきことと黒帯が学ぶべきことは本質的に変わらないというのを「なるほどなー」という思いで拝見していたのですが、UFCミドル王者が紫帯をもらって号泣していた超名門道場のATOSには初心者白帯のためのクラスがあるというのが意外でした。

ちなみにATOSでは、他道場の上帯を極めるレベルでないと昇帯できないらしいのですが本当ですかね・・・(驚)

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